ヤマノイモ
薯蕷、山芋
(ヤマノイモ科)
Dioscorea japonica
原産地:日本(本州・四国・九州)
平均的開花期: 7月上旬 - 8月上旬
植栽場所: (2) 漢方薬原料植物区
周皮を除いた根茎(担根体) 生薬名: サンヤク (山薬)
第十八改正日本薬局方 収載
漢方処方用薬:滋養強壮(八味地黄丸、啓脾湯)
(薬用以外)食用、製菓用
【成分】 多糖類(ジオスコランA~F)、デンプンなど
性質:多年草
つる性で雌雄異株です。雌雄どちらの株も、秋になると葉腋に珠芽(むかご)を生じます。
葉は多くの場合、対生します。ただし細い茎(つる)では互生となる場合もあります。
葉身はナガイモの葉に比較して質が薄く、葉身基部の耳のような張り出しがありません。
本属の地下部(いわゆるイモの部分)は、茎と根の中間的な性質を示し、植物形態学上は「担根体」(たんこんたい:rhizophor)という呼称を用います。
同属のオニドコロ(有毒)は葉がほぼ常に互生で、葉の幅が広い傾向があります。
開花期 五十音 科名 植栽場所 HOME