ジャノヒゲ   リュウノヒゲ 

  根。膨大部を薬用とします

ジャノヒゲ
蛇の髭
(ユリ科)
Ophiopogon japonicus
原産地:日本、中国、朝鮮半島

平均的開花期: 6月中旬 - 7月中旬

果実(種子): 11月下旬 - 2月下旬

 植栽場所: (2) 漢方薬原料植物区

根の膨大部 生薬名: バクモンドウ (麦門冬)
第十八改正日本薬局方 収載
漢方処方用薬:鎮咳、去痰、止渇、滋養強壮作用(麦門冬湯など)
【成分】 ステロイド配糖体(オフィオポゴニンA,B,C,D)、粘液質など

性質:常緑多年草

雑木林などの林下に生育します。葉は細い線形で幅2-3mm、長さ10-20cmほどです。夏、葉に隠れるように白色または淡紫色の花をつけます。
果実は冬に熟します。果皮は早期に破れて種子が露出し、光沢のある濃い青色の種皮が、冬の林床に目立ちます。


葉が短く、密に茂る矮性の品種をタマリュウ(玉竜)と称して地被緑化に用います。タマリュウは根の膨大部が少なく、薬用には向きません。

ユリ科の植物    Ophiopogon 属の植物

開花期 五十音 科名 植栽場所 HOME
てのひら薬草園 v40523
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