シオン
紫菀、紫苑
(キク科)
Aster tataricus
原産地:日本(中国地方・九州)、中国(北部・東部)、朝鮮半島、モンゴル、シベリア東部
平均的開花期: 9月中旬 - 10月中旬
植栽場所: (2) 漢方薬原料植物区
根および根茎 生薬名: シオン (紫菀)
日本薬局方外生薬規格 収載
漢方処方用薬:鎮咳・去痰作用(射干麻黄湯[やかんまおうとう]ほか)
【成分】 サポニン(アスターサポニン)など
性質:多年草
絶滅危惧II類(VU)
花の鑑賞のため庭園などに植えられています。
野生では山地の湿った草原に生育する多年草です。
草地の開発、管理放棄、草地植生遷移などによって野生個体数が減少し、環境省レッドデータブック(2007)において絶滅危惧II類にランクされています。