カノコソウ
鹿子草
(オミナエシ科)
Valeriana fauriei
原産地:日本(北海道~九州)、朝鮮半島、中国
平均的開花期: 5月中旬 - 6月中旬
植栽場所: (7) 製薬原料植物区
根および根茎 生薬名: キッソウコン (吉草根)
鎮静薬として浸剤またはチンキ剤として用いる
【成分】 精油、アルカロイド
性質:多年草
山野の湿った明るい草地などに生育します。
高さは50cm-80cmほど、葉は羽状に全裂し対生、花は春から初夏に咲き、茎頂の散房花序につきます。つぼみの頃は淡紅色を帯び、開花すると白色に近くなります。花冠は5裂して直径3mmほど、おしべは4本です。
つぼみと花の色の対比を鹿の子絞りの模様に例えた名前と考えられます。
同じ科のオミナエシと草姿が似て、春に咲くことからハルオミナエシの別名があります。