オニユリ    

  鱗茎

オニユリ
鬼百合
(ユリ科)
Lilium lancifolium Thunb.
原産地:中国

平均的開花期: 7月中旬 - 8月中旬

 植栽場所: (2) 漢方薬原料植物区

鱗茎(鱗片葉) 生薬名: ビャクゴウ (百合)
第十八改正日本薬局方 収載
漢方処方用薬:滋養、利尿、鎮咳、精神安定作用(辛夷清肺湯ほか)
【成分】 サポニン、デンプン、蛋白質、脂肪など

性質:多年草

茎はほぼ直立し、1mから2mの高さに達します。梅雨明け後の暑い季節に、濃い橙色に濃褐色の斑点のある花を下向きに咲かせます。花被片は強く反り返ります。
染色体が3倍体で、果実は成長せず、種子はできません。
葉腋に黒紫色のむかごが形成され、これで繁殖します。


コオニユリはよく似ていますが、むかごがつかない点で区別ができます。

花粉が衣服に着くと色が移ってとれにくくなりますのでご注意ください。

ユリ科の植物    Lilium 属の植物

開花期 五十音 科名 植栽場所 HOME
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