オニノヤガラ
鬼の矢柄
(ラン科)
Gastrodia elata Blume
原産地:日本各地、朝鮮半島、中国大陸
平均的開花期: 5月下旬 - 6月中旬
植栽場所: (13) 林地
塊茎 生薬名: テンマ (天麻)
強壮、めまい・手足の麻痺の改善(半夏白朮天麻湯)
【成分】 バニリン、バニリルアルコール、ガストロジン 他
性質:多年草
クヌギ、コナラなどの生える雑木林の林床に生育します。
葉緑素をもたず、全体に黄褐色から赤褐色を帯びています。菌従属栄養植物(きんじゅうぞくえいようしょくぶつ)の一種で、光合成を行わず、雑木林の林床に棲むナラタケ菌から栄養を得ています。
茎は直立して高さ50cm-100cmほどになります。茎の上部に総状花序を生じ、黄褐色の花を多数つけます。
地中に塊茎があり、これを生薬として用います。
和名は、直立する茶色の茎を、鬼の放った矢になぞらえたものと言われています。
当園では林地内に自生しています。出る場所は毎年のように変わり、予測は難しいものがあります。
年によっては出現しないこともあることをご承知おきください。
開花期 五十音 科名 植栽場所 HOME