キクイモ
菊芋
(キク科)
Helianthus tuberosus
原産地:北アメリカ
平均的開花期: 8月中旬 - 10月上旬
植栽場所: (8) ふれあいガーデン
塊茎
果糖、アルコールの原料、食用、飼料用
【成分】 単糖類(果糖)、多糖類(イヌリン)
性質:多年草
ヒマワリに近縁の多年草で、各地の河原や原野などに帰化しています。地下に塊茎があって繁殖力が強く、雑草、害草化する場合もあります。
葉は下部で対生、上部では互生します。葉身の基部は葉柄に流れて狭い翼となります。
塊茎は、食用、飼料用とするほか、果糖製造やアルコール発酵の原料となります。
ヨーロッパへは17世紀にもたらされ、イギリスでは「エルサレムアーティチョーク」、フランス、イタリアでは「トピナンブール」と呼ばれ、バーニャカウダなどで食用とされます。
わが国では戦後の食糧難の時期に自給作物として普及しました。その後栽培されることが少なくなりましたが、近年再び見直されています。