ヤブツバキ
藪椿
(ツバキ科)
Camellia japonica L.
原産地:本州、四国、九州、沖縄
平均的開花期: 2月中旬 - 4月中旬
植栽場所: (4) 有用樹木区
種子から得た脂肪油 生薬名: ツバキ油 (椿油)
第十八改正日本薬局方 収載
軟膏等の製剤用基剤
(薬用以外)食用油、整髪用など
【成分】 グリセリド
性質:常緑高木
東北・北陸地方では海岸沿いに、それよりも以南では内陸にも分布します。
花は赤く、花弁は5枚か6枚です。花弁とおしべは基部が合着しています。メジロ、ヒヨドリなどが蜜を吸い花粉を媒介する鳥媒花で、花の色や構造は鳥を呼ぶのに適したものになっています。
果実は10月頃に熟して裂開し、内部に3個程度の種子があります。種子から採れる油は軟膏等の基剤に用い、また生活においても食用、整髪用などに利用されています。