スイセン
水仙
(ヒガンバナ科)
Narcissus tazetta var. chinensis
原産地:地中海沿岸~アジア西部・中国大陸
平均的開花期: 1月中旬 - 4月上旬
植栽場所: (11) 有毒植物区
性質:多年草
地中に鱗茎(いわゆる球根)をもつ多年草です。本種の花は白い花被片で中心部が濃い黄色、芳香があります。
花の中心部のカップ状の部分は副花冠(ふくかかん)と呼ばれ、雄しべの花糸が変化したものとされています。
有毒部分 全草 とくに鱗茎
有毒成分 アルカロイド(リコリン)
スイセンの仲間はいずれも、誤って食べると嘔吐、下痢などを起こします。鱗茎だけでなく、葉や花による中毒例も毎年のように発生しています。
葉はニラやノビルなど、鱗茎はタマネギと間違えやすく、家庭では間違えてスイセンを収穫しないよう、野菜類とスイセンを離して植えるなどの注意が必要です。