シャクヤク
芍薬
(ボタン科)
Paeonia lactiflora Pallas
原産地:中国東北部、東シベリア、朝鮮半島
平均的開花期: 5月上旬 - 6月上旬
植栽場所: (2) 漢方薬原料植物区 (14) 栽培試験区
根 生薬名: シャクヤク (芍薬)
第十八改正日本薬局方 収載
漢方処方用薬:鎮痙、収斂(芍薬甘草湯、当帰芍薬散ほか)
【成分】 モノテルペン配糖体(ペオニフロリンなど)
性質:多年草
根は漢方の重要な生薬です。
シャクヤクは、日本へは薬用の目的で伝えられましたが、花の美しさにも注目され、観賞用としても品種改良が行われるようになりました。
シャクヤクとボタンはよく似ていますが、シャクヤクは草(多年草)で、ボタンは木(落葉低木)という違いがあります。
当園では、ボタンの開花が終わる5月上旬頃より、シャクヤクの開花が見頃となります。