ノウルシ
野漆
(トウダイグサ科)
Euphorbia adenochlora
原産地:北海道~九州
平均的開花期: 4月上旬 - 5月上旬
植栽場所: (3) 水生植物区 (11) 有毒植物区
性質:多年草
準絶滅危惧(NT)
河原、あるいは海岸付近の日当たりの良い湿った場所に生育します。高さは30cmほどです。
春、茎頂部にトウダイグサ科特有の杯状花序をつけます。開花期には茎頂部の苞葉が黄色みを帯び目立ちます。
本種が生育する場所は河川改修などで失われやすく、準絶滅危惧種となっています。
ウルシのように汁液を利用する訳ではありませんが、汁液に触れるとかぶれる性質にちなむ名前と考えられます。
【有毒部分】全草
【有毒成分】テルペノイド(ユーフォルビンなど)
茎をちぎると乳液が出ますが、これに触れるとかぶれることがあります。
また誤って食べると下痢、胃腸炎を起こすことがあります。