新常用和漢薬集
名称 |
ナンテンジツ
(南天実)
日本薬局方外生薬規格2022 収載
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別名 | 天竺子 | ||
英名 | Nandina Fruit | 生薬ラテン名 | NANDINAE FRUCTUS |
生薬名:ナンテンジツ |
植物名:ナンテン(左),シロミナンテン(右) |
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基原 | シロミナンテン(シロナンテン)Nandina domestica Thunberg forma leucocarpa Makino 又はナンテン Nandina domestica Thunberg (Berberidaceae メギ科)の果実 | ||
調製 | 熟した果実を,日干しする. | ||
産地 | 日本(福島,奈良,京都,徳島県),中国 | ||
性状 |
球形で,径7 ~ 9 mm,外面は淡黄色 ~ 淡灰褐色又は帯赤褐色を呈する.上部には突起状の花柱の残基があり,下部には点状の果柄の跡がある.果皮は薄く破砕しやすく,内部には2又は3個の堅い種子がある. ほとんどにおいがなく,味はやや苦い. |
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成分 |
果実:アルカロイド:domestine, methyldomesticine, protopine 種子:脂肪油 |
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選品 | 大きくよく乾燥されたものが良い. | ||
適応 | 鎮咳作用があり民間薬として喘息や百日咳に用いられる.1日量5 ~10 gを煎用する. | ||
漢方 処方例 |
漢方処方には用いられていない. | ||
貯法 | 密閉容器 | ||
情報更新日 2022/05/13 |