新常用和漢薬集
名称 |
ウワウルシ
第十八改正日本薬局方 収載
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英名 | Bearberry Leaf | 生薬ラテン名 | UVAE URSI FOLIUM |
生薬名:ウワウルシ |
植物名:クマコケモモ |
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基原 |
クマコケモモ Arctostaphylos uva-ursi Sprengel(Ericaceae ツツジ科)の葉 定量するとき,アルブチン7.0%以上を含む |
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調製 |
開花期(4 ~ 6月)に自生する葉を取り,陽乾又は火力乾燥する. 葉柄が少なく,破砕されておらず,葉身が厚く緑色の濃いものが良い.栽培は困難. |
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産地 | スペイン,フランス,ドイツ | ||
性状 |
倒卵形 ~ へら形を呈し,長さ1 ~ 3 cm,幅0.5 ~ 1.5 cm,上面は黄緑色 ~ 暗緑色,下面は淡黄緑色である.全縁で鈍頭又は円頭でときにはくぼみ,葉脚はくさび形で,葉柄は極めて短い.葉身は厚く,上面に特異な網状脈がある.折りやすい. 弱いにおいがあり,味は僅かに苦く,収れん性である. |
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成分 |
ハイドロキノン配糖体:arbutin(日局18確認,定量), methylarbutin その他:タンニン類, 没食子酸, ellagic acid, ursolic acid, quercetin, allantoin |
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選品 | 破折が少なく,葉のみで枯葉の混じってないものが良い. | ||
適応 | 尿路消毒・利尿剤として尿道炎,膀胱炎,腎盂腎炎などに用いる. | ||
漢方 処方例 |
漢方処方には用いられていない | ||
貯法 | 密閉容器 | ||
備考 |
ウワウルシの果実の効用はヨーロッパで17世紀ごろから知られていた.19世紀前半になってから,葉の効用が,ヨーロッパ,アメリカで知られるようになり,日本へも伝えられた.最近は化粧品にも用いられている. 初版日本薬局方から収載. |
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情報更新日 2022/05/13 |