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東京都薬用植物園 ケシの開花状況【2024/05/18現在】
2024.05.18(土) 掲載
ケシ・アサ試験区の状況(5月18日)外柵の開放および「ケシのパネル展」は、5月15日で終了しました。
ソムニフェルム種の各品種が咲いています。最も奥のトルコ種は、おおむね開花終了です。
手前にみえる小さな苗は、研修用に栽培している春播種の一貫種で、6月頃に開花が見込まれます。
ブラクテアツム種およびセチゲルム種は、この画像には写っていませんが、おおむね開花期が終了しています。
ケシ(ソムニフェルム種) *あへん法により栽培禁止
白い花の一貫種は、「さく果」が成長してきました。さく果の形状は品種によって違いがあり、一貫種のものは縦長の卵形です。
さく果の表面に見える縦方向の黒い筋は、研究用にあへんを採取した跡です。採取したあへんは、法にもとづき全量を国へ収納します。
園芸種のうち、赤色の一重咲きです。
園芸種といっても我が国ではあへん法により栽培禁止です。
晩生のソムニフェルム種である「ボスニア種」が開花しました。白色に薄紫色の斑点をもった花弁です。
アツミゲシ(セチゲルム種) *あへん法により栽培禁止
おおむね開花期が終了しました。蕾がわずかに残っているので、朝のうちであれば、もう数日は少数の花がみられる模様です。
ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種) *麻薬及び向精神薬取締法により栽培禁止
おおむね開花期が終了し、大部分が「さく果」となりました。