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【新着情報・ご案内】

東京都薬用植物園 ケシの開花状況【2021/05/12現在】

2021.05.12(水) 掲載

感染拡大防止の観点から、東京都薬用植物園は臨時休園中です。
休園期間が延びている現状に鑑み、ケシ・アサ試験区におけるケシ属植物等の開花状況を本ウェブサイトにてご紹介いたします。

ケシ・アサ試験区の状況(5月12日)

ケシ・アサ試験区の状況(5/12)

ケシ(ソムニフェルム種)の園芸種各品種が咲き揃っています。画像には写っていませんが、4月中旬から開花している濃い赤色のインド種(5月4日の記事に掲載)も、まだ盛んに開花しています。


ケシ(ソムニフェルム種) *あへん法により栽培禁止

ソムニフェルム種(園芸種)

園芸種の一重・八重の各品種が開花のほぼ最盛期です。
(注:園芸種も我が国の法律により栽培禁止です。)


ソムニフェルム種(一貫種)

ソムニフェルム種(トルコ種)



一貫種とトルコ種は開花最盛期を過ぎ、さく果が目立ってきました。さく果の形状は品種によって特徴があり、一貫種は縦長、トルコ種は横長のさく果をつけます。
さく果表面の黒い縦筋は、研究用にあへんを採取した跡です。採取したあへんは法に基づき、全量を国へ納付します。
背景に見えている白いものは、品種間の交雑を防ぎ、自家受粉させるための袋です。この袋をかけて結実したさく果から、翌年用の種子を採ります。

アツミゲシ(セチゲルム種) *あへん法により栽培禁止

セチゲルム種

開花の最盛期を過ぎ、さく果が目立つようになっています。


ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種) *麻薬及び向精神薬取締法により栽培禁止

ブラクテアツム種

本年は開花数が多く、見頃が続いています。中央にさく果が見えています。和名の由来である長いハカマ(苞葉)は、さく果になっても確認できます。


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