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東京都薬用植物園 ケシの開花状況【2022/05/02現在】
2022.05.02(月) 掲載
東京都薬用植物園のケシ・アサ試験区におけるケシ属植物の開花状況を、本ウェブサイトにてご紹介いたします。ケシ・アサ試験区の状況(5月2日)
画面奥のケシ(ソムニフェルム種)の一部品種が咲き始めています。手前のアツミゲシ(セチゲルム種)の花数が増えてきました。
ケシ(ソムニフェルム種) *あへん法により栽培禁止
白い花の一貫種が開花間近です。一両日中に咲くでしょう。茎に全く毛のないことが分かります。
ケシ属の蕾を覆う緑色の部分は萼片で、開花とともに脱落(散萼:さんがく)するので、開花中の花には萼片がみられません。
八重咲きの園芸種の開花が始まりました。園芸種と言っても法律により栽培禁止です。
ソムニフェルム種の茎は無毛の場合が多いのですが、品種によっては若干の粗毛をもつ場合があり、写真下の蕾の柄に粗毛が見えます。しかしヒナゲシのように毛が密生することはありません。
トルコ地域に由来する品種も咲き始めています。淡紫色と濃紫色の2系統を栽培しています。
アツミゲシ(セチゲルム種) *あへん法により栽培禁止
紫色(手前)および赤紫色(奥)の両色が咲いています。
ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種) *麻薬及び向精神薬取締法により栽培禁止
開花数が増えてきました。蕾もまだ豊富にあります。