季節の花(東京都薬用植物園)
セツブンソウ
(キンポウゲ科)
有毒植物準絶滅危惧(NT)
撮影日 2021-01-30
植物のある場所 ロックガーデン、林地
休園中につき直接ご覧いただけませんが、今年の開花状況をご案内するため掲載しております。
本年の開花は、暖冬だった昨シーズンよりも遅れており、1月末になって最初の1輪が開き始めました。
山地の木陰などに生育し、とくに石灰岩質の土を好む多年草。代表的な早春植物(スプリング・エフェメラル)です。
開花時の草丈は5cmほど、花径は2cmほどの小型の植物です。白い花弁状に見えるものは萼片で、花弁は小さな黄色の蜜腺に変化しています。
同じキンポウゲ科のトリカブトと共通する毒成分を含んでいます。
3-4月には早くも結実、種子散布し、5月には地上部が枯れて、来春までの長い休眠期間に入ります。
【有毒成分】アルカロイド(アコニチン)など
【原産地】本州関東地方以西