公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

セツブンソウ

(キンポウゲ科)

有毒植物準絶滅危惧(NT)

 

撮影日 2020-01-29

植物のある場所 ロックガーデン、林地

暖冬のため1月末に開花し、2月初旬で既に花数が増えています。
山地の木陰などに生育し、とくに石灰岩質の土を好む多年草。代表的な早春植物(スプリング・エフェメラル)です。
開花時の草丈は5cmほど、花径は2cmほどの小型の植物です。白い花弁状に見えるものは萼片で、花弁は小さな黄色の蜜腺に変化しています。
同じキンポウゲ科のトリカブトと共通する毒成分を含んでいます。
3-4月には早くも結実、種子散布し、5月には地上部が枯れて、来春までの長い休眠期間に入ります。
【有毒成分】アルカロイド(アコニチン)など
【原産地】本州関東地方以西

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