公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

クリスマスローズ

(キンポウゲ科)

有毒植物

 

撮影日 2020-12-14

植物のある場所 温室裏 樽植

画像は、ヘレボルス・ニゲル Helleborus niger の選抜品種「HGCジョセフ・レンパー」(HGC Josef Lemper)です。
ヘレボルス・ニゲルはヨーロッパ中南部の山岳地帯を原産とする多年草で、12月から咲き、これが本来の意味でのクリスマスローズですが、2月ころに開花するレンテンローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)も、多くの場合クリスマスローズに含めて扱われています。
花弁に見えるのは萼片で、長く枯れないので長期間鑑賞できます。原種、種間交配に由来する多様な園芸品種が流通し、冬のガーデニングに欠かせない花となっています。
なお、この仲間はいずれも有毒植物ですので、家庭菜園からは離して植え、手入れの際は手袋を装着し、その後はよく手を洗うなどの注意をして、花を楽しみましょう。
【別名(和名)】カンシャクヤク(寒芍薬)
【有毒部位】全草、とくに地下部
【有毒成分】強心配糖体(ヘレボリン等)
【原産地】ヨーロッパ

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