季節の花(東京都薬用植物園)
ナンテン
(メギ科)
撮影日 2020-12-14
植物のある場所 有用樹木区
冬になると果実が赤く熟し、この果実には鎮咳作用があります。太陽光や霜の当たる場所では果実と同時に紅葉もみられます。常緑樹であり、紅葉した葉も落葉せずに翌年春になると緑色に戻ります。
果実がほぼ白色で紅葉もしない品種「シロミナンテン」があり、生薬として珍重されますが、紅白どちらも薬効に差はありません。のど飴などの食品への利用もあります。
【生薬名】ナンテンジツ(南天実)
【薬用部位】果実
【用途】鎮咳薬として民間で喘息や百日咳に用いる
【成分】アルカロイド類(ドメスチン、ナンジニン)など、種子には脂肪油など