公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

セリバオウレン

(キンポウゲ科)

 

撮影日 2022-02-15

植物のある場所 林地、ロックガーデンほか

林地の一部でセリバオウレンの開花が始まりました。寒い日が続くためか、咲き進み方はゆっくりです。
オウレン Coptis japonica は日本特産種の常緑多年草です。複葉の分かれ方の程度によって、キクバオウレン、セリバオウレン、コセリバオウレンの3変種に分類されます。
このうち主に栽培されているのがセリバオウレンで、葉は二回三出複葉です。
【生薬名】オウレン(黄連)
【薬用部分】根茎
【用途】漢方処方では清熱・止血・止瀉(三黄瀉心湯など)、生薬製剤では苦味健胃薬として配合。
【成分】ベルベリンなど
【原産地】北海道、本州

新常用和漢薬集「オウレン」

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