季節の花(東京都薬用植物園)
スノードロップ
(ヒガンバナ科)
有毒植物
撮影日 2023-12-18
植物のある場所 ロックガーデン
和名はマツユキソウ(待雪草)、オオマツユキソウ、オオユキノハナなどいくつかあります。このうちオオマツユキソウは、スノーフレーク(スズランズイセン)の和名としても使われるなど、若干の混乱がみられます。
スノードロップの仲間は、鱗茎などにガランタミン、リコリンなどのアルカロイドを含む有毒植物ですので、誤って食べれば下痢、嘔吐などの症状を示します。
これらの成分のうちガランタミンは、神経伝達に関する作用(アセチルコリンエステラーゼ阻害作用)に着目され、アルツハイマー型認知症や筋無力症を改善する薬として用いられますが、専門家(医師・薬剤師)の指導監督のもとで、慎重に使われるべき薬です。
【原産地】バルカン半島、小アジア