公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

カリン

(バラ科)

 

撮影日 2022-04-06

植物のある場所 民間薬原料植物区、有用樹木区(敷地奥)

中国原産の落葉小高木で、庭木などにも利用されます。
晩秋、果実が黄色く熟し、芳香を放ちます。熟してもきわめて硬く、酸味が強いため生食には適しませんが、果実酒やジャムなどに加工して利用されます。
よく似た果樹に、西アジア原産のマルメロが存在します。マルメロの果実は白い綿毛に包まれるのに対し、カリンの果実は無毛で光沢があることで区別できます。
【生薬名】モッカ(木瓜)
【薬用部分】果実
【用途】民間薬として、果実酒などの形で咳止めに用いる。
【成分】有機酸など
【原産地】中国

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