公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

オオバギボウシ

(ユリ科 新体系ではキジカクシ科)

 

撮影日 2022-06-22

植物のある場所 林地

山地に多く、林縁や草原に生育する多年草です。花は梅雨どきに咲き、高さ1メートルほどの大きな花序となります。
春の若葉を「うるい」と称し、山菜として利用されることでも知られますが、芽生えの時期は、同じような環境に、似たような葉姿で強い毒性をもつバイケイソウやシュロソウも芽を出しており、誤ってそれらを食べてしまい、重篤な中毒を起こす事案が毎春のように発生しています。林地内のオオバギボウシの傍に、見分け方と注意喚起のパネルを掲出していますので、ご来園の際はご参照ください。
ギボウシの仲間は、日本薬局方で用いられている植物分類法の新エングラー体系ではユリ科とされていますが、その後リュウゼツラン科などに分類された時期もあり、現在のAPG III/IV体系ではキジカクシ科とされます。
【分布】北海道南西部〜九州

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