季節の花(東京都薬用植物園)
イヌサフラン
(ユリ科 新体系ではイヌサフラン科)
有毒植物
撮影日 2022-09-26
植物のある場所 製薬原料植物区、有毒植物区
開花時には葉がありません。葉は花の後、11月頃から出て、冬を越して翌年5-6月頃まで光合成を続けます。
本種は、強い毒をもつ有毒植物であり、葉を山菜のギョウジャニンニクやウルイ(ギボウシ類)に、また鱗茎をタマネギと間違えて食した事による中毒事例が複数発生しています。
サフラン(アヤメ科)とは名前が似ているだけで、代用にはならないので要注意です。
なおDNAに基づく分類体系ではイヌサフラン科とされています。
【薬用部分】種子、鱗茎
【生薬名】コルヒクム子(種子)、コルヒクム根(鱗茎)
【用途】痛風の治療、植物染色体倍加に用いられるコルヒチンの製造原料
【有毒成分】アルカロイド(コルヒチン)
【原産地】ヨーロッパ中南部から北アフリカ
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