公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

シマカンギク

(キク科)

 

撮影日 2019-11-02

植物のある場所 漢方薬原料植物区

西日本から中国、アジアにかけて分布し、山地や山麓の日当たりのよい場所に生育する多年草です。「島寒菊」という和名によらず、むしろ山地に多い植物です。
頭花は鮮黄色、小輪多花性で、観賞用のキクの原種のひとつと考えられています。
キクとともに、頭花を薬用とします。
【生薬名】キクカ(菊花)
【薬用部分】頭花
【用途】漢方処方用薬:頭痛、眩暈などを呈す疾患(釣藤散、清上蠲痛湯ほか)
【成分】精油(カンフォール)など
【原産地】日本(近畿地方以西)、台湾、中国、朝鮮半島、インド

新常用和漢薬集「キクカ」

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