季節の花(東京都薬用植物園)
ムラサキセンブリ
(リンドウ科)
準絶滅危惧(NT)
撮影日 2020-11-04
植物のある場所 外国植物区ほか(*)
昭和20年頃の日本薬局方(第5改正)ではセンブリとともに生薬センブリ(当薬)の基原植物でしたが、苦味成分が少なく市場性も薄いため、その後除外されています。
野生のムラサキセンブリは自生地の開発などにより減少し、準絶滅危惧種に指定されています。
花はセンブリよりも大きく青紫色が鮮やかで、イブニングスターの流通名で切花などの観賞用花卉としても栽培されています。
(*)本種は日本の植物ですが、外国植物区の樹林下での生育が良好なため、外国植物区にて栽培しています。開花中は近くに立ち入って観察いただけます。
【分布】日本(本州関東ないし中部地方以西、四国、九州)