公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

アセビ

(ツツジ科)

有毒植物

 

撮影日 2021-03-10

植物のある場所 有毒植物区ほか

ただいま臨時休園中です
休園中につき直接ご覧いただけませんが、今年の開花状況をご案内するため掲載しております。

山の尾根筋などに多くみられる常緑低木で、植栽にも使われます。花は壺型の白色(ピンクの品種もあり)。大きな総状花序をつくる点で、同じような花冠をつけるドウダンツツジとは印象が異なります。
全株が有毒であり、誤って食べると、嘔吐、流涎(よだれが止まらない)、けいれん、呼吸麻痺などを発症します。
馬酔木という漢字表記は、冬の青草の乏しい時期に馬・牛・羊などが本種の有毒な葉を食べてしまい、麻痺した様子を示すことに由来するとされます。
【有毒部分】全株
【有毒成分】グラヤノトキシン類(アセボトキシン)
【分布】本州宮城県以南・四国・九州・中国大陸中部

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