公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

モモ

(バラ科)

 

撮影日 2021-03-27

植物のある場所 漢方薬原料植物区

ただいま臨時休園中です
休園中につき直接ご覧いただけませんが、今年の開花状況をご案内するため掲載しております。

中国北部原産の落葉小高木で、有史以前に日本へもたらされ、古事記にも記述があるなど日本の歴史に影響を与えてきた植物です。果樹のほか、観賞用の品種群(ハナモモ)もつくられています。
モモを食べると、通常タネと呼んでいる硬く大きな核がありますが、これは種子を覆う内果皮です。薬用とする真の種子は、内果皮を割って取り出します。
モモとアーモンドは近縁で、花もよく似ています。
【生薬名】トウニン(桃仁)
【薬用部分】種子
【用途】漢方処方用薬:駆瘀血、潤腸作用(桃核承気湯、桂枝茯苓丸、潤腸湯ほか)
【成分】青酸配糖体(アミグダリン)、脂肪油など
【原産地】中国北部。本州以南に野生化個体群が知られる

新常用和漢薬集「トウニン」

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