公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

レンギョウ

(モクセイ科)

レンギョウ

撮影日 2025-03-28 見頃!

植物のある場所 漢方薬原料植物区

シナレンギョウ

中国原産の落葉低木で、観賞用に植えられることも多々あります。枝垂れ性、ときにやや蔓性で、枝の先端が地表に着くと、そこから発根する性質があります。
花冠は4裂して黄色、葉の展開に先立って花が咲くので、開花初期は、より黄色が鮮明にみえます。
自家受粉を避ける「異型花柱性」という仕組みをもち、長花柱花をつける株と短花柱花をつける株の両方がないと、結実しません。
近縁種で公園などに植栽されることも多いシナレンギョウでは、咲き出しと同時に葉の展開が始まります。
生薬「レンギョウ」の基原植物は、第17改正日本薬局方(2016年)から、シナレンギョウが除外され、本種レンギョウのみが規定されています。
【生薬名】レンギョウ(連翹)
【薬用部分】果実
【用途】漢方処方薬:消炎・排膿(荊芥連翹湯など)
【成分】トリペルテノイド(オレアノール酸など)
【原産地】中国

新常用和漢薬集「レンギョウ」

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