公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ハクモクレン

(モクレン科)

 

撮影日 2025-03-14

植物のある場所 外国植物区

中国原産で、庭、公園などに植えられ親しまれている落葉高木です。
しばしば、日本原産のコブシと混同されがちですが、ハクモクレンは、花がほぼ上向きで大きいこと(コブシはふつう横向き)、花被片(花びら)が9枚であること(コブシは6枚)、淡いクリーム色であること(コブシは白色からごく淡いピンク)で、区別ができます。
コブシと同様に、生薬シンイの基原植物として認められています。
【生薬名】シンイ(辛夷)
【薬用部分】つぼみ
【用途】漢方処方用薬:発散・排膿作用、頭痛・鼻づまりなどの改善(葛根湯加川芎辛夷ほか)
【成分】精油(β-ピネン、リモネンほか)、リグナン類、アルカロイド類など
【原産地】中国東南部~西南部

新常用和漢薬集「シンイ」

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