公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

オリーブノキ

(モクセイ科)

 

撮影日 2020-10-13

植物のある場所 温室前

地中海沿岸原産の常緑小高木で、紀元前3000年頃には既にシリアで栽培されていたと言われ、現在は温暖で雨の少ない気候の地域で広く栽培されています。
果実の中果皮(いわゆる果肉)に含まれる油分をオリーブ油(日本薬局方では「オリブ油」)として食用や製剤用基剤などに広く用いています。
雌雄の別はありませんが、自家不和合性が強く、自己の花粉では結実しない性質を示す品種が大多数です。
このため、果実を得るには、花粉源として開花期が同じで品種の異なる樹を近くに植える(あるいは鉢植えを近くに置く)などの方策が必要です。
【収載名】オリブ油
【利用部分】果実を圧搾して得た脂肪油
【用途】局所の保護、軟膏などの製剤用基剤
【成分】脂肪油(脂肪酸組成:オレイン酸62~83%ほか)
【原産地】地中海沿岸地方

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