公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ウコン

(ショウガ科)

 

撮影日 2021-08-30

植物のある場所 染料香料植物区

地中に根茎をもつ非耐寒性の多年草で、日本には18世紀初めに渡来し、温暖な地方で栽培されています。
花序は夏~初秋に葉の間から現れ、苞葉が集まった姿をしています。
上部の苞葉は白色、ときに淡紅色を帯びてよく目立ち、一見ここが花弁に見えますがそうではなく、この部分に花はつきません。
その下の、淡緑色の苞葉の間に覗いている黄色い部分が、本当の花です。
カレーやたくあん漬の着色など、食品として馴染み深い植物です。薬用としては外用の漢方処方のほか、利胆・健胃薬などに配剤されます。
【生薬名】ウコン(鬱金)
【用途】漢方処方用薬:鎮痛・止血(中黄膏)
【成分】ポリフェノール類(クルクミン他)、精油
【原産地】熱帯アジア

新常用和漢薬集「ウコン」

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