日本薬局方では、ビャクジュツ(白朮)の基原植物として、日本に自生するオケラと、中国原産の本種オオバナオケラの2種を規定しています。基原を明示する場合は、本種由来のものをカラビャクジュツ(唐白朮)、オケラ由来のものをワビャクジュツ(和白朮)と称します。 オオバナオケラは名のとおり頭状花序が大きく直径3-4cmに達し、色は紅紫色です。 【生薬名】ビャクジュツ(白朮) 【薬用部分】根茎 【用途】漢方処方用薬:健胃、整腸、利尿、止瀉(四君子湯、苓桂朮甘湯ほか) 【成分】精油:セスキテルペノイド(アトラクチロン)他 【原産地】中国