落葉樹林の乾いた林床に生育する地生ランです。都市近郊の山林では貴重な存在になりつつあり、都道府県単位では絶滅危惧ランクが指定されている地域もあります。 立って観察していると分かりませんが、腰を落として花に近づくと、芳香を感じます。咲きかけの花を塩漬にして、祝宴の席にいただく「蘭茶」などに用います。 【分布】北海道(奥尻島)から九州、中国大陸、朝鮮半島