季節の花(東京都薬用植物園)
シロバナムシヨケギク
(キク科)
撮影日 2023-04-29
植物のある場所 製薬原料植物区
合成ピレスロイド剤が殺虫剤として普及する昭和30年代まで、瀬戸内海の島などにおいて大規模に栽培され、輸出もされていました。
なお、ピレトリンを含む組織は次世代の種子となる重要な胚珠部分に限局されるようで、茎などにはアブラムシが付いて防除が必要になることもあり、除虫菊といえども虫害に遭うこともあります。
【生薬名】ジョチュウギク(除虫菊)
【薬用部分】頭花
【用途】蚊取線香など殺虫剤の製造原料
【成分】テルペノイド(ピレトリン等)
【原産地】バルカン半島