公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ショウブ

(サトイモ科 新体系ではショウブ科)

 

撮影日 2019-04-29

植物のある場所 染料香料植物区

5月5日の端午の節句に、菖蒲湯として用いる植物が本種です。
芳香が病邪を払うと考えられたこと、和名「ショウブ」が「尚武」「勝負」に通じることから、武運長久を願う端午の節句に結び付けられたとされます。
しばしば勘違いされていますが、花が美しいハナショウブ(アヤメ科)は香り成分を含まず、菖蒲湯には用いません。
本種は目立たない黄緑色の棒状の花をつけます。これはサトイモ科にみられる肉穂花序(にくすいかじょ)とよばれる形態です。
ただし植物体に精油を含む点など、他のサトイモ科植物にない性質をもつことから、独立科のショウブ科とする見解もあります。
【成分】精油(アサロン、オイゲノールなど)
【分布】日本各地、北半球に広く分布

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