公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ツワブキ

(キク科)

 

撮影日 2021-10-18

植物のある場所 民間薬原料植物区、有用樹木区樹下など

比較的暖かい地方の海岸付近の崖地などに多い、常緑の多年草です。つやのある深緑の葉を鑑賞するため、和風の庭をはじめ、都市部においてビル周囲の修景などの用途でも植えられています。
秋から初冬に明るい黄色の花を咲かせます。若葉の葉柄を材料として、フキと同じく「きゃらぶき」を作ることもあります。もっともキク科の中でツワブキ属はフキとは縁が遠く、むしろマルバダケブキなどを含むメタカラコウ属に近い植物で、古くはメタカラコウ属へ分類されることもありました。
【生薬名】タクゴ(橐吾)
【薬用部分】葉、根茎
【用途】腫れ物、打ち身、捻挫などに外用
【成分】青葉アルデヒド(ヘキセナール)、精油
【分布】東北南部〜沖縄、台湾、朝鮮半島南部、中国南部

 ツワブキ 一覧  キク科 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ