公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ロウバイ

(ロウバイ科)

有毒植物

 

撮影日 2021-12-14

植物のある場所 有用樹木区(竹林の手前)

このロウバイは基本種で、花被片は細長く、外花被片が黄色、内花被片が紫色です。また当園では最も開花が早く、例年おおむね12月中頃から見られます。
よく知られている花全体が黄色のロウバイは園芸品種のソシンロウバイ(素心蝋梅)で、当園での見頃は年明け以降と予想されます。
なお、ロウバイ、ソシンロウバイとも全株有毒で、とくに種子には要注意です。有毒成分カリカンチンは神経毒でヒトおよび動物に強直性痙攣などを起こすことが知られており、放牧中にソシンロウバイの種子を採食した家畜の中毒事故が近年も発生しています。
【原産地】中国
【植物のある場所】有用樹木区(竹林の手前)
【有毒部位】全株、とくに種子
【有毒成分】アルカロイド(カリカンチン等)

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