季節の花(東京都薬用植物園)
フウ
(マンサク科 新体系ではフウ科)
撮影日 2021-12-15
植物のある場所 外国植物区
漢字表記は「楓」ですが、日本ではカエデ類を意味する漢字となっています。フウはカエデ類とは異なり、葉が互生(1つずつ枝につく)します。
秋には紅葉し、直径3cmほどの球形の集合果をぶら下げます。大きさや形状が一見スズカケノキ属(プラタナス)の集合果に類似します。ただしスズカケノキの集合果は指で押すと簡単にバラバラにほぐれるのに対し、フウ属のものは堅く壊れにくいため、秋冬のクラフトやリースなどにも用いられます。
同属で葉が5〜7裂するモミジバフウ(アメリカフウ)とともに街路樹などに植えられています。
長らくマンサク科に分類されてきた本属は、APG分類体系では独立のフウ科(Altingiaceae)に分類されています。