公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

サンシュユ

(ミズキ科)

 

撮影日 2021-11-29

植物のある場所 有用樹木区

薬用となる果実(正確には「偽果」)が色づき、これから冬の前半まで、鮮やかな姿を見ることができます。2021年の秋は比較的果実の数が多いです。
植物学者の牧野富太郎博士は、真紅の果実に「アキサンゴ」の名を与えました。
わが国へは享保年間(1720年頃)にもたらされ、小石川御薬園に初めて植えられたとされ、以来、庭園樹や公園樹、ときには街路樹としても親しまれています。
【別名】ハルコガネバナ、アキサンゴ
【生薬名】サンシュユ(山茱萸)
【薬用部分】偽果の果肉
【用途】漢方処方用薬:強壮・収斂(八味地黄丸)
【成分】イリドイド配糖体(ロガニンなど)、有機酸、テルペン類など
【原産地】朝鮮半島、中国

新常用和漢薬集「サンシュユ」

 サンシュユ 一覧  ミズキ科 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ