公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

シラヤマギク

(キク科)

 

撮影日 2021-12-15

植物のある場所 林地

8月から11月まで長期間、林床で咲いていたシラヤマギクも、冬を迎えて結実の季節となりました。
キク科シオン属のいわゆる「野菊」の中でも、ノコンギクや本種は冠毛(綿毛)が発達し、風により種子散布します。
本種の冠毛は陽を浴びると金色にみえて、冬空に映えます。
種子にみえるものは果実であり、いわゆる果肉部分をもたないことから痩果(そうか)と呼ばれます。
別名は、春の芽生えを食用としたことから、同様に食用とされるヨメナと対比したものと考えられます。
【別名】ムコナ(聟菜)
【分布】北海道・本州・四国・九州

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