公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ウマノスズクサ

(ウマノスズクサ科)

有毒植物

 

撮影日 2020-07-08

植物のある場所 有毒植物区ほか

平地や丘陵の日当たりの良い草原や、河川の堤防などに生育する多年草です。
花はサクソフォンのような形状で興味を引きます。ラッパ状の部分は萼片で、花弁はありません。
果実の形状が馬に付ける鈴に似ていることが和名の由来とされていますが、結実率が低く、果実をみることは稀です。また河川堤防などでは草刈りされるため開花に至らない場合が多く、花を見る機会も限られます。
腎毒性と発がん性を有するアリストロキア酸などを含む有毒植物です。
本種はジャコウアゲハの食草としても知られます。ジャコウアゲハは、ウマノスズクサに含まれる毒成分を体内に蓄積し、鳥類などによる捕食を逃れていると考えられます。
【分布】関東地方以南

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