公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ヌスビトハギ

(マメ科)

 

撮影日 2020-07-13

植物のある場所 林地

林内あるいは林周辺のやや薄暗いところによく見られる多年草で、夏の蒸し暑い頃に小さな淡紅色の蝶形花を咲かせます。
果実は通常2つの節からなる莢で、メガネ形をしています。一説では和名の「ヌスビト」は、果実の形状が、盗人の「抜き足差し足」のつま先歩きの足跡に似ているからとも言われます。
果実(莢)は熟しても裂開せず、節ごとに分離し、表面の微細な鈎で衣服や動物の毛皮に付着して運ばれます。和名に「ハギ」と付きますが、果実の構造などが異なり、ハギ属ではありません。
近年、外来種で果実が3-4節からなるアレチヌスビトハギも増加しています。
【原産地】日本全国

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