公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

エビスグサ

(マメ科)

 

撮影日 2020-08-01

植物のある場所 民間薬原料植物区

中央アメリカ原産で、世界の熱帯に分布を広げており、日本へは18世紀前半に中国南部からもたらされました。
葉は、丸みを帯びた小葉6枚からなる偶数羽状複葉で、花はハブソウよりもやや小さく、うつむき加減に咲きます。
種子は生薬のケツメイシ(決明子)で、民間療法に多く用いられています。
ハブソウよりも果実の莢が長く、たくさんの種子が収穫できることもあり、現在では「はぶ茶」にはもっぱらエビスグサが使われます。
【生薬名】ケツメイシ(決明子)
【薬用部分】種子
【用途】おもに民間療法で、便通を改善する整腸薬として煎用される。
【成分】アントラキノン誘導体(エモジン他)など
【原産地】中央アメリカ

新常用和漢薬集「ケツメイシ」

 エビスグサ 一覧  マメ科 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ