季節の花(東京都薬用植物園)
キキョウ
(キキョウ科)
絶滅危惧II類(VU)
撮影日 2024-06-29
植物のある場所 漢方薬原料植物区ほか
野生個体は園芸目的の採取や、自生地である日当たりの良い草原の開発等により減少し、絶滅危惧植物に指定されています(園芸店ではおなじみの花であっても、野生個体群が消滅のリスクに瀕していれば、絶滅危惧植物に指定されます)。
東京生薬協会では、薬用植物の国内栽培事業を進めており、キキョウは秋田県から大分県までの国内各所で、それぞれの自治体と連携して、収量の増大と各工程の省力化をめざして栽培指導を行っています。
【生薬名】キキョウ(桔梗根)
【薬用部分】根
【用途】去痰、排膿(桔梗湯など)、せき・痰切りの生薬製剤など
【成分】サポニン(プラチコジンD)等
【原産地】日本、朝鮮半島、中国