公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

トキワイカリソウ

(メギ科)

 

撮影日 2024-03-23

植物のある場所 ロックガーデン

日本海側に多くみられる、常緑性のイカリソウ属です。
画像では、昨年春に出て越冬した葉(冬の寒風でかなり傷んでいますが)と、まだ展開前の今年出たばかりの葉の両方が見えています。
花の色は、当園のものは白色です。分布域の東側(北陸あたり)では白い花が多く、西側(福井県以西)では紅紫色の個体が多く見られるとされます。
ふつうの(夏緑性の)イカリソウと同様に、生薬「インヨウカク」の基原植物とされています。
【生薬名】インヨウカク(淫羊霍)
【薬用部分】地上部
【用途】民間療法で補精・強壮薬として、主に酒に浸して服用される。
【成分】フラボノイド(イカリイン)など、根と茎にはアルカロイド(マグノフロリン)を含有
【分布】本州中部以西、とくに日本海側に多い

新常用和漢薬集「インヨウカク」

 トキワイカリソウ 一覧  メギ科 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ