公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

マユミ

(ニシキギ科)

 

撮影日 2024-12-02 見頃!

植物のある場所 林地、ロックガーデン

平地から山地にかけての、落葉樹林の林床や林縁に多い、落葉小高木です。
住宅地に残された緑地や林、玉川上水などの緑道などにも個体数が多く、また枝からぶら下がった果実を鑑賞するために庭木にする場合もあり、都市部でも比較的身近にみられる樹木です。
果実が熟すと、ピンク(ときに黄白色)に色づいた果皮が4つに割れ、真紅の仮種皮に包まれた種子が現れます。
かつて材から弓を作ったことが和名の由来とされ、漢字では「真弓」あるいは「檀」と表記されることが多いようです。
花は初夏に咲きますが、緑白色で、あまり目立たないものです。個体によって、めしべの花柱が短い花と長い花をつける二型花柱性がみられ、図鑑では、しばしば雌雄異株と記載されています。
ただし、花柱が短く、雄株と見なせる個体であっても、いくらか果実がついたり、同一個体において年によって結実率が著しく変動する現象もみられ、単純かつ固定的な雌雄異株とは言い難い部分があります。
【分布】北海道から九州

 マユミ 一覧  ニシキギ科 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ