季節の花(東京都薬用植物園)
ヌスビトハギ
(マメ科)
撮影日 2021-07-12
植物のある場所 林地
画像に見られるように、果実は通常2つの節からなり、メガネ形をしています。一説では和名の「ヌスビト」は、果実の形状が、盗人の「抜き足差し足」のつま先歩きの足跡に似ているからとも言われます。
秋になると果実が熟しますが、多くのマメ科と異なり熟しても裂開せず、莢のまま節ごとに分離し、表面の微細な鈎で衣服や動物の毛皮に付着して運ばれます。和名に「ハギ」と付きますが、果実の構造などが異なり、ハギ属ではありません。
近年、外来種で果実が3-4節からなるアレチヌスビトハギも増加しています。
【原産地】日本全国