公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

タマアジサイ

(ユキノシタ科 新体系ではアジサイ科)

 

撮影日 2021-07-19

植物のある場所 林地

球形のつぼみ

主に東北南部から関東・中部地方の太平洋側山地の日陰がちな場所に生育する落葉低木で、日本の固有種です。他のアジサイ類よりも開花期が遅く、盛夏〜秋に見頃となります。
蕾は数枚の苞葉に包まれて球形をしており、玉(球)紫陽花の名の由来となっています(右写真参照)。開花時には鱗が剥がれるように苞葉が落ち、花が現れます。
白い装飾花と、明紫色の普通花(中心部に集まる、果実を結ぶ花)の対比が涼やかな花序です。
なおアジサイの仲間(アマチャ、ガクアジサイ、ガクウツギ、ノリウツギなど)はいずれも、新しい分類体系ではアジサイ科とされています。

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